お客様実例

もしメデューサがご来店した場合、美容師はどう対処すべか。【夏の自由研究】

こんにちは。コラムの時間です。

本日は夏休みの自由研究Ver.でお送りします。

もしメデューサがご来店した場合、美容師はどう対処すべか。

この問題について研究しましたので発表したいと思います。

 

1.メデューサの定義

 

まず最初に、メデューサの定義をおさらいしておこうと思います。

メドゥーサ(古希: Μέδουσα, Medoūsa)は、ギリシア神話に登場する怪物。ゴルゴーン3姉妹の1人である。姉はステンノー(「強い女」の意)、エウリュアレー(「広く彷徨う」の意)と呼ばれ、メドゥーサは三女に当たる。その名の語源はmedousa(女支配者、王妃、女王)である。(中略)
宝石のように輝く目を持ち、見たものを石に変える能力を持つ。かつては見た者を恐怖で石のように硬直させてしまうとされていたが、途中から現在知られている形に解釈される。頭髪は無数の毒蛇で、イノシシの歯、青銅の手、黄金の翼を持っている(腰に蛇をまいた姿や、イノシシの胴体と馬の下半身になった姿で描かれることもある)。(wikipediaより引用)

 

  • 「ギリシャ神話、ゴルゴン三姉妹の三女で怪物
  • 「頭髪は無数の毒蛇
  • 「見たものを石に変える

 

wikiで調べたところ、世間に周知されている特徴のままです。

 

そしてこれらの特徴から、私のプロファイリングを発揮させると

三女ということなので、長女と次女の姿をそれぞれをよく見て育っていますから「自分はバランスのいい子でいよう。」という基本性格がある。

という仮説が立てられます。

 

よって、ファッションに関しては

 

《全体にコンサバティブ寄り》※小物で差をつけるタイプ。

 

三女ですから割と放任な環境で育っきたと思います。

なので、基本「自分でやってみよう!」というチャレンジ精神が豊富であるこということが伺えます。

 

そして、この仮説から考えられる来店のキッカケとしては

  • 「家族のご紹介」
  • 「ネットでググった」
  • 「飛び込み」

 

などが上げられると思います。(飛び込みで来られたらヤバイ)

 

2.ご来店の際に想定できること

 

まずはメデューサがご来店するとなると、サロンにおいては様々な問題が同時多発的に勃発するでしょう。

 

こちらも優先度高い順に整理していきます。

 

  1. 石化問題(安全面)
  2. メニュー問題(技術面)
  3. 暴走問題(クレーム処理)

 

石化問題(安全面)

 

「目があったら石化する」

これはなかなかの問題です。

 

「え?なにあの人?もしかしてメデュー・・」

と、他のお客様がメデューサと目があってしまった場合、このように即石化してしまいます。

 

お客様の安全確保は美容師の命題でございます。

メニュー問題

 

メニューなのですが前提として

 

  • そもそも髪ではなく、毒蛇。
  • タンパク質ではなく、爬虫類。
  • 死滅細胞ではなく、生きた細胞。

 

今までの常識は一切通じないので、美容師自身が最大級のパラダイムシフトを起こす必要がありそうですね。

 

暴走問題(クレーム処理)

 

ギリシャ神話とは言えども、相手は怪しい物と書いて怪物ですから、いつ何を起こすか分かりません。

他のお客様に危害を与えてしまうようであれば、《サロン内での安全確保》という観点で見た時、それ相応の施策を取るのがプロとしての務めです。

3.それぞれの対処方

 

上記で挙げた問題に対して、私は

「それでも対策法はある」

と断言するこが出来ます。こちらも一つ一つ、解説します。

石化問題の解決

 

こちらは、オープンな席(仕切りなどが無い横並びの席)ではどう考えても対処の仕様がありません。

 

目の合ったお客様が、即石化してしまうからです。

 

ですので

  • 「個室型美容院であること」
  • 「個室のある美容室であること」

 

この前提が必要になります。動線でうまいこと誘導すれば被害は無いでしょう。

 

では、一番最初に受付で対面する美容師はどうすれば良いか。

これは事前に「反射するタイプのグラサンを着用してください」とお伝えすれば良いと思うのです。

事前予約必須なのでLINEなどを使った《完全予約制》にする必要があります。

 

 

なお、この場合の推奨ブランドは「Oaklay」です。(イチローとかかけてるやつね)

 

  • 「個室完備」
  • 「完全予約」
  • 「LINEやメールで事前予約」

 

これでまず第一の石化問題はクリアできるでしょう。

 

「石化問題OK!!」

メニュー問題の解決

 

ここも、1つ1つ冷静に消去法で考えましょう。

  • カット×(多分噛まれる)
  • パーマ×(還元できない)
  • カラー△(黒染めはいけるかも)
  • 縮毛矯正×(還元できない)
  • ヘッドスパ×(腕持っていかれる)
  • トリートメント◯(餌与えたらOK?)

 

カラーリングと、トリートメントは何とか提案できそうですよね。

 

ですがここで一つ、考えてしまうことがあります。

 

「果たして人毛に対して良しとされていることが、必ずしもこの方の幸せに繋がるのか?」

 

ということなんです。

ここは、よりパーソナルな提案が必要かと思うのです。

 

そう、まさに「パーソナル美容師」という概念です。

 

“パターン化された提案から、よりカスタマイズにその人にフィットさせて。”

 

つまるところ、ご来店からご退店まで「完全マンツーマン」である必要があると思うのですね。

 

  • よりパーソナライズされたサロン体験の提供
  • 完全マンツーマンスタイル

 

この2つは必須事項でしょう。

 

暴走問題の解決

 

こちらも対応策は考えています。

一応この《ペルセウス》という方が、メデューサの首を打ち取ったという説があるのですが

 

 

多分彼女にとってこの《ペルセウスはトラウマ》なので、このペルセウスの1/40くらいのフィギュアを、なにとなく個室にオブジェとして飾ればOKかと思います。

 

人間界で言うなら「監視カメラ」の役割でしょう。

 

このような、その人に合った柔軟な対応も必要かと思うのです。

 

セット面の棚に置いてしまっては、あからさま過ぎるので、鏡に反射した壁とかに吊るしておくのがベストでしょう。

 

まとめ

 

この他にも

「お手洗いのご案内はどうするの?」

「毒蛇を髪に戻してって言われたら?」

「そもそもメデューサって存在しないよね(笑)」

こんなことを言われてしまっては、元も子もない無いです。

しかし少なくとも

メデューサ対策
  • 「個室完備」(贅沢空間)
  • 「完全予約」(約束された時間で)
  • 「LINEやメールで事前予約」(事前のご相談も)
  • 「よりパーソナルで」(その人に寄り添った)
  • 「完全マンツーマン」(最初から最後まで担当)

研究結果として、このような特徴が必要になります。

 

で、実はこれ

 

全て対応できるのが私なんですよね。

 

まあなんというか《美容界のペルセウス》と言っても過言ではないと思います。(苦笑)

なにかお困りなことがあればいつでもご相談くださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました( ̄Д ̄)ノ


ABOUT ME
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愛澤 直人
原宿にある個室型サロン「GO TODAY SHAiRE SALON」にてマンツーマン施術スタイルで美容師・床屋2つの顔を持って仕事してます。このサイトでは実際のお客様実例から、ちょっとした疑問を分かりやすく解決する記事を書いています。とにかくカットに命を込めてます。座右の銘は「エクスペリエンス」。